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2011年2月 7日 (月)

根本主義

ファンダメンタリズムという英語は、イスラム原理主義との関係で、最近では原理主義と訳されているが、以前は根本主義と訳されていた。根本主義の訳語を最初に使ったのは植村正久であったという(参照『著作集 4』、「キリスト教思想の争い」)。植村は、そこで、根本主義も、聖書の無誤性も批判している。

植村の信仰理解では1901年の海老名弾正との論争が知られている。海老名はユニテリアン、ドイツ自由主義神学を代表していた。ここだけ見ると、植村は正統派、保守的信仰と思われるかも知れない。

しかし、それだけではなく、植村に関しては、明治学院を退いた経緯も無視できないのだろう。

植村の採用した教科書が聖書の高等批評を認め、進化論を取り入れた自由主義的観点(リベラル)からのものであるとして、南長老ミッションのフルトンが反対し、植村は明治学院を退いた。この関係は、今も、その後継者たちの間で生きているかも知れない。

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