« 教会の弱体 | トップページ | ジャンセニウス »

2011年5月 9日 (月)

『ヨナ書霊解』

国会図書館で、バックストンの『ヨナ書霊解』を読んだ。昭和28年に発行されている。以前、感銘を受けた本だ。その感銘を、もう一度確認したかった。小冊子ではあるが、あらためて、この本が名著であることを知った。行間に著者の信仰の言葉が溢れていた。

「多分神の召命はヨナに再三再四来たのであろう。そして彼が祈りの中で神に近づけば常に神はこれを彼にお迫りになったであろう。今もしばしば同様である。しかし、ヨナは従わなかった。そこで良心の棘から救われ、神の臨在から逃れ去らんとして遂にタルシシに逃れることに決心した」(7頁)

召命をこばんだ預言書の物語。こんな例は、旧約聖書の中で、他にないのではないだろうか。モーセも躊躇したが、拒否にまではいかなかった。拒否したら、どうなるのだろうか。ヨナの物語が、それに応えている。信仰がドロップしてしまったキリスト者にとっても、大きな慰めが、この書にはある。

|

« 教会の弱体 | トップページ | ジャンセニウス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 教会の弱体 | トップページ | ジャンセニウス »