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2012年8月26日 (日)

至福直観

カトリック信者の中には、生きる目標に「聖人になる」とか「至福直観」とか言う人がいる。聖書の中には、至福直観を指すような聖句がある。「わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう」(コリント第一、13・12)である。

ところで、今年の夏、この言葉を連想させるような出来事を見た。オリンピックのメダリストたちの凱旋パレードに多くの人たちが選手たちを一目見ようと出かけたことである。ある評論家は、この現象に「アスリート大明神」という言葉を書いた。メダリストたちを見ることによって、何か力が体内に入ってくることを感じた人たちもいたからである。そんなことが私には至福直観を連想させるのである。

アスリート大明神とは何か。多くの人からパワーをもらい、オリンピックでメダルを取って、貰ったパワーをお返しする人たち。大明神たちを一目でも見た人たちはパワーを受け、元気になる。「日本を元気にするため戦いました」と選手たちは言うのだから、やはりパワーのやりとりをしていると思っているのだろう。

至福直観もまた、見ることによって力が与えられることを意味しているのだろう。大明神とは違い、パワーのやりとりをしているのではなく、ただそこでは与えられるだけであろう。

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