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2012年11月15日 (木)

「太陽の下には新しきものなし」

「もしも、われわれが人類の思想史を概観するならば、太陽の下には新しきものなし、という古い諺が真実であるという、生々しい印象を受けるのである。そこにはほんのわずかばかりの観念か、テーマがあって、それが絶えず新しい変奏曲や組み合わせになって再現しているが、古いテーマが依然として認められる、といった有様なのである。思想史のごく初期に、われわれは真、善、美、なかんずく永遠について問われている重要な根本的な問題--すなわち、知識、美学、倫理学、宗教の問題--を見出す。われわれの西洋文明にとって、これらの問題の代表的な論述は、プラトンのそれである。彼は棟梁である。けれども、彼の工事材料は、彼の時代より以前、長期間にわたって収集されてきたのである。そして、問いが問われる形式において、歴史が生じさせてきたあらゆる変化にかかわらず、われわれはやはり、人類は、今でもこれらの同じ問題にかかずらっている、と言うことができるのだ」(『アガペーとエロース』ニーグレン)

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