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2017年1月13日 (金)

千年王国について

■「セブンスデー・アドベンチスト教会の問題提起をどう思う?」
「解釈の問題は残るけど、再臨信仰の強調には異論はないよ。安息日問題では、ガラテヤ書でのパウロの憂慮を考えるけどね。パウロの相手はユダヤ教徒ではなくて、律法主義的キリスト教徒だったんだよね」
 
■「千年王国の諸説をどう理解したらいいんだろうか?」
「鍵は時代背景かも知れない。最初の教会は千年王国前再臨説だった。アウグスチヌスも最初はそうだったけど、後で無千年王国説に変わった。彼の時代にキリスト教が国教になったが、無説が一番合っていることは理解できるよ」
 
■「千年王国をカトリック教会はどう理解しているんだろうか?」
「フランシスコ会訳聖書の注だと、ローマの大迫害の終わりの時から キリストの再臨までとなってる。しかし、アウグスチヌスの無千年王国説を採用したと言われているけど、それだと教会時代に重なり、開始の時がずれているんじゃないかな」
 
■「千年王国後再臨説と無千年王国説は違うの?」
「一応は違うんだろうけど、千年王国後再臨説だと、どこから千年王国が始まったのかが問題になるだろう。カトリックだと公式には無説だけど、フランシスコ会の聖書だと、キリスト教公認あたりから千年王国が始まっているんだ」
 
■「千年王国はキリストの地上再臨があって、それから始まるの?」
「今、そう言う人が多いかもね。しかし、無千年王国だと、今が千年王国だ。『千年王国を夢みた革命』(岩井淳著、講談社選書メチエ)だと、17世紀英米のピューリタンに関心が高かったらしいよ。参考になるかも」
 

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